2019.10.11
RFID

セミアクティブタグ型RFIDとは?概要や特徴を詳しく解説!

タグ

RFIDは電波を用いた通信・認証技術の総称として使われている言葉です。
「パッシブタグ型」「アクティブタグ型」「セミアクティブタグ型」などといった種類があります。
 
けれど、それぞれのタグどんな特徴や用途があるのかをしっかり見極めて利用するかどうかを検討するのは難しいですよね。
そこで今回の記事では、セミアクティブタグに絞ったRFIDについて詳しく解説します。
 
タイムを計測したり入退室の管理をしたりするのに利用されるセミアクティブタグ型RFID。これからRFIDの導入を検討する方の参考になれば幸いです。

セミアクティブタグ型RFID:省電力のアクティブタグ

セミアクティブタグ型RFIDとは、パッシブタグ型よりも通信できる距離が長く、アクティブタグ型より電池の消耗が少ないRFIDです。タイムを計測したり入退室の管理をしたりするときに利用されます。
 
セミアクティブタグ型RFIDは、特定の場面のみ反応させることで電力を抑えることが可能です。
 
たとえば、決められた扉から入室もしくは退室するときだけ反応するようにします。さらに、上位システムへは電波でデータが送信されます。そうすることで、指定された範囲外での電力消費を最小限にすることが可能です。
 
つまり、パッシブタグ型とアクティブタグ型のいいところを集めたRFIDと言えます。

そもそもRFIDとは

まずは、そもそもRFIDが何かを見ていきましょう。
 
RFIDとはRadio Frequency IDentifierの略で、ID情報を埋め込んだRFタグから、電磁界や電波を使って近い距離から無線での通信により情報を交換する自動認識の技術です。
 
いままでのRFタグは、複数の電子素子を使う回路基板で作られていました。ですが最近の技術ではより小さなICチップ(集積回路)を使って作ることができます。
 
たとえば、倉庫の高い所に閉まった商品をチェックする場合。
脚立を登って中身をチェックするのは時間がかかりますし、危険が伴いますよね。
しかし、高い所にある荷物にRFIDを取り付けて専用のリーダーで読み込むと、閉まった商品を確認することが可能です。
 
さらに無線の範囲内なら距離が離れていても、複数のタグをすべて読み取れるのもポイントです。

セミアクティブタグの利用例

RFIDを利用している女性セミアクティブタグを利用する例としては、以下のようなものがあります。

  • レースなどの測定
  • 登下校の見守りセンサー
  • ハンズフリーでの入退室

例を見てわかるように、セミアクティブタグは「移動する対象物」に対して利用されます。
そのため、「位置を正確に検知できる」ことがポイントとなります。
 
実は、そもそもセミアクティブタグはレースなどの測定をするために誕生したもの。
利用例に関しても、その技術を利用したものになります。
 
それぞれ、詳しく見ていきましょう。

レースなどの測定

レースなどでセミアクティブタグが利用される場合、ゴールラインを通過した対象者のみ情報を発信し、正確な記録を出すために使われます。
 
以前までは、「アクティブタグ型RFID」と呼ばれるタグで対応していたのですが、マラソンなどとは違い自転車などだと時速数十キロも出ているために、うまくデータを反映することができないこともありました。
そこで開発されたセミアクティブタグは、現在では世界各地の有名なレースで使用されています。

登下校の見守りセンサー

移動する対象物に対して利用されるセミアクティブタグ。
この技術は、学校や塾を出発したことや、駅などを通過したことをお知らせするためのシステムとしても使われています。
お知らせする際の方法には、メール配信や専用アプリの通知などがあります。
 
セミアクティブタグが「位置を正確に感知できる」ことができるために、対象となる子供を正確に判断して伝えることができます。
セミアクティブタグに対応したICタグを子供に持たせることで、対応箇所を通過したり、滞在した時はすぐに情報を手に入れることが可能になります。

ハンズフリーでの入退室

セミアクティブタグは、ハンズフリーで入退室する際も利用されます。
移動している対象者の現在の位置を正確につかむことができるからです。
 
ICタグをわざわざ掲げなくても、ドアに触れてドアをひねっただけでロックが解除され、入室・退室することが可能です。

電磁誘導方式は長寿命

電磁誘導方式は長寿命です。RFIDの電磁誘導方式には「LF帯」「HF帯」があります。これらは、送電側と受電側とで発生する誘導磁束を使うため、自動的に電力が発生します。そのため、電池が不要です。
またRFIDタグにはメモリが内蔵されるので、データを書き換えることができます。

セミアクティブタグ型RFIDは省電力で広範囲の通信ができる!

今回の記事では、セミアクティブタグ型RFIDの特徴や利用の用途について解説しました。
 
セミアクティブタグは、内蔵された電池の消費を最小限に抑えた通信ができます。指定した場所で反応させたいときに有効的なRFIDです。
 
パッシブタグ型とアクティブタグ型のいいところを集めたRFIDのため、これからさらに開発が進むでしょう。
 
>>RFIDの詳細はこちらへ