2019.05.17
店舗管理システム

アパレル店に特化した店舗管理システムについて

アパレル店に特化した店舗管理システムが開発されているのを、ご存じでしょうか。
アパレル店だからこそ必須とされるファクターを、きちんとアパレル店向けの店舗管理システムは備えているのです。
ここでは、アパレル店に特化した店舗管理システムの機能などの詳細を解説いたします。

近畿システムサービス管理部

近畿システムサービスは、店舗のトータルな提案を行うシステム開発会社です。免税システム、RFIDソリューション、電子署名等、多くの業種システムの開発実績がありますが、特に流通関連のシステムでは多数の実績とノウハウがあります。

アパレル店向け店舗管理システムの機能

アパレル店に特化した店舗管理システムには、どういう機能が備わっているのでしょうか。
全てのアパレル店向け店舗管理システムに備わっている訳ではありませんが、ぜひ参考にしていただきたいです。

在庫管理

アパレル店向けの店舗管理システムに備えられている在庫管理機能は、アパレル店は多種多様な商品を扱わなければならないため、そうした事細かな在庫管理に対応した仕様となっています。
つまり、SKU管理がこのシステム1つで容易に行えるため、カラー別およびサイズ別の在庫を正確に把握できるようになるのです。
この在庫管理機能により、適正在庫が確保しやすくなります。

また、店舗管理システムによっては、カラーおよびサイズごとの商品登録はもとより、オートでJANコードを採番できます。
ですので、シーズンごとに新しい商品を入荷したとしても、商品登録が容易に行えますし、商品が増えるに従って在庫管理が乱雑になるのを防止してくれます。

このように、在庫管理機能はアパレル店向けにきちんと特化していると言えるのではないでしょうか。

SKUとは

SKUとは、Stock Keeping Unitの略称で、在庫管理を行う際の単位を意味し、特にアパレル店においてよく用いられる用語です。
もう少し噛み砕いて説明いたしますと、商品をサイズ別、カラー別、柄別、値段別などに分類して単品管理をしている時に用いられる単位が、SKUです。

デザインが同一のTシャツであっても、サイズやカラーが異なるものが販売されているのは普通ですよね。
例えば、デザインが同一のTシャツに3種類のカラーおよび3種類のサイズがあるとしたら、種類は「3×3=9」ということになるので、9つのSKUで管理しているということになります。

アパレル店では、在庫の確認や発注はSKUごとに行なっていることがほとんどのため、それらを容易に行えるようにするのが、上述した店舗管理システムの在庫管理機能になります。

売上管理

アパレル店向けの店舗管理システムには、SKUごとの管理だけでなく、売上管理機能により、SKUごとの売上も確認できるため、売れ筋商品と死に筋商品が一目で分かります。
また、カテゴリー別の売上も確認できるため、売上情報を基にした多角的かつ総合的な分析が可能になります。

日報や月報が出力できる機能も備えたものあるので、アパレル店向けの店舗管理システムは、あらゆる意味で経営者の助けになります。

マスタ管理

商品別に、写真データや属性(カラー・サイズ・シーズンなど)を登録することができます。
このマスタ管理機能こそが、SKUごとの在庫管理を支える根幹と言っても差し支えはありません。
SKUごとの採番はもちろんですが、カラーやサイズをこのマスタ管理機能によって登録するからです。

また、SKUごとの単価の設定もこのマスタ管理機能で容易に行えます。

一括値引きも可能

店舗管理システムによっては、SKUごとはもとより、それらを一括して値引きに対応できる処理機能を備えたものもあります。

アパレル店では、シーズンごとの新商品の入荷はもちろんですが、シーズンやピークがすぎた商品を値引き(セール)して販売することもよくあります。
実際に値引きして販売したいと思った際に、そのような処理を容易に行えるようにするのが、マスタ管理機能を用いた商品値引きです。
条件を指定することでSKUごとの値引きや一括値引きが可能ですので、この点もアパレル店を経営する方の助けになるのではないでしょうか。

顧客管理

別途POSシステムが必要になるかもしれませんが、顧客管理機能により、売上実績からお客様の購買情報を取得できるので、デシル分析やRFM分析に活かすことができます。
既存顧客の囲い込みは、新規顧客の開拓よりも売上の増加に繋がっているとされているため、顧客管理(CRM)の重要性は年々増しています。

そのため、分析の末に購買予測や購買促進に活かすことができる顧客管理機能は、売上の増加を目指すアパレル店の助けになる可能性があります。
管理の効率化だけでなく、売上の増加も視野に入れている方にとっては、オススメの機能と言えるでしょう。

アパレル店向け店舗管理システムを選ぶ上での留意点

アパレル店を経営していて、店舗管理システムを導入したいと考えている方は、SKU管理ができる在庫管理機能、一括値引きの処理ができるマスタ管理機能を備えているものを選ぶようにしましょう。
上述した機能は、アパレル店を経営する上で欠かせないものだからです。

その上で、お店の状況や予算をきちんと加味しながら、顧客管理や売上管理などの他の機能にも着目して、店舗管理システムを選ぶようにしましょう。

棚卸管理にはRFIDシステムがオススメ

店舗管理システムにオプションとして、または別途導入してカスタマイズするという形になるかもしれませんが、アパレル店の棚卸管理には、RFIDシステムがオススメです。

アパレル店の経営者やスタッフは、口を揃えて棚卸業務に時間が掛かると言っています。
ですが、RFIDシステムにより、ハンディーターミナルをかざすだけで商品を読み取れるので(正確には商品に付随されたICタグ)、わざわざ1つ1つ目視で確認する必要がありません。
また、無線で商品を読み取れるので、ダンボールからわざわざ取り出す必要も無くなりました。

このRFIDシステムにより、棚卸業務に費やされた時間が3分の1になったという声も上がっています。
もしもアパレル店を経営していて、店舗内や倉庫にある在庫数が多いという場合には、店舗管理システムだけでなく、RFIDシステムの導入も検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

アパレル店向けの店舗管理システムは、経営者の助けとなる機能を備えています。
導入することで、サービスレベルの向上に心血を注げるようになりますし、顧客管理機能があれば、より注力できます。
アパレル店を経営している方は、ぜひ参考にしていただきたいです。
 
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