2022.10.27
店舗管理システム

LINEの機能を活用した売上配信について

近畿システムサービスでは、産地直売所向けの店舗管理システムを販売しています。
 
このシステムには現在、生産者が出品した商品に売上が発生した際、何の商品がいくつ売れたかの売上報告を、毎日設定された時間にメールで配信する機能が搭載されています。
 
この機能によって、生産者は日々自身の出品した商品の売上を確認できるため、今何がよく売れているのかが分かるだけではなく、次出品する際に何をどれくらい出品すればいいかの予定を立てることができます。
 
また、メールは一日に複数回送信することができるため、一時間前にたくさん商品が売れていたから今から出品しに行くといったことも可能です。

近畿システムサービス管理部

近畿システムサービスは、店舗のトータルな提案を行うシステム開発会社です。免税システム、RFIDソリューション、電子署名等、多くの業種システムの開発実績がありますが、特に流通関連のシステムでは多数の実績とノウハウがあります。

問題点

しかし、このメール配信では一定時間に大量の生産者に対してメールを送信するため、プロバイダ側で迷惑メールを送信していると判断されてしまい、送信側では送信成功でもプロバイダー側で弾かれてしまっていたり、受信する生産者側のメール設定でフィルタリングがかかってしまい、正常にメッセージが届かないといった問題も時折発生していました。
 
受信する生産者の方のなかには、パソコンや携帯電話といった機器の扱いに不慣れな方もいらっしゃったため、メール受信設定の確認をするのにも手間取ってしまうこともしばしばありました。

解決策

しかし、こういった諸問題は、「メール」というツールを使っている以上どうしても避けられないものになります。
 
そのため、現在我が社ではこれらの問題を解決するために、このメール配信機能をメールではなく「LINE」というツールで代用することによってお送りできるよう準備しております。
 
近年、様々なSNSツールが使用されていますが、現在日本で一番ユーザー数の多いSNSアプリは「LINE」となります。
 
身近な人とのコミュニケーションツールとしてはもちろんのこと、すでに多くの企業がビジネスツールとして導入し様々なサービスを展開しています。
 
例えば、チャットで使用できるスタンプを販売することで認知度の向上を図ったり、キャンペーンやイベントの告知で販売促進活動を手軽に行えることをはじめとして、顧客管理や予約管理をLINEによって運用している企業も多数存在しています。
 
このように、LINEには多様な使い道があるということも重要ですが、すでに日常で使用されているツールの機能であるため、ユーザーとしても抵抗なく導入することができ、また使用自体もしやすいものとなっている点が大きなメリットとして挙げられます。
 
仕組みとしても、非常に簡素なものとなっております。
直売所側は公式アカウントを作成するといった簡単な初期設定を行うだけで、後は自動で売上が集計され、LINEメッセージとして送信されます。
生産者側は直売所の公式アカウントをお友達登録し、一度確認メッセージを送るだけで
設定完了となり、日々規定の時間になると売上が受信できます。
 
このように、普段プライベートでLINEのやり取りをするのとほとんど変わらず、
設定も容易に可能です。
 
通常のLINEメッセージの送受信とほとんど変わらないため、メールとは異なり、プロバイダ側の設定やメールの受信設定で売上が確認できないといったこともございません。
 
また、LINEであれば、生産者側は日々届くメッセージを確認するだけでよいので、たとえばWEBページで売上を確認しにいくようなシステムに比べると、より簡単に、手間もかからず売上を確認することができる点もメリットの一つです。
 
将来的には当日の売上ランキングのお知らせなど販売促進に向けた配信も視野に入れております。
 
システムをご利用いただいている産地直売所だけでなく、産地直売所に出品されている生産者にも有益となるようなシステムになるよう、開発を進めてまいります。

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