2019.05.17
デジライター

電子サインとは?署名との違いや詳細を解説

電子サインや電子署名という言葉は、ここ数年で用いられる頻度が上がりました。
ビジネスシーンを筆頭に、あらゆる場面で電子サイン・署名が活用されています。
電子サインと電子署名はよく混同されて語られることが多いのですが、それぞれが持つ言葉の意味は明確に違います。
ここでは、電子署名との違いを踏まえつつ、電子サインの詳細について詳しく見ていきます。

電子サインとは

電子サインとは、書面による手書き署名の代替手段として、電子形式の文書(電子文書)やフォームに対する同意や承諾の意志を、法的に真正性がある形で合意および記録するための方法です。
もう少し噛み砕いて説明しますと、本人証明や署名の証明がきっちりなされる形で、電子化された契約書(PDF)に手書きのサインを行うことです。
具体例の1つは、タッチペンを用いてタブレット画面に映された署名欄にサインをすることや、PCやスマホを用いて自分の名前を入力することです。
どのようにして法的に真正性を示すかどうかは後述しますが、電子サインは、署名による合意や記録の受理を示す電子プロセス全般を指す言葉です。

法的な真正性(有効性)を確保する方法

法的な真正性を確保するためのキーポイントとなるのは、本人証明や署名の証明(非改竄証明)です。
署名をしてもらう際に、合意内容に対する署名の意思確認や同意確認も、法的な真正性を確保するための1つにはなりますが、以下では、本人証明や署名の証明がどのようになされるのかを、詳しく見ていきます。
1つ注意していただきたいでのすが、電子サインシステムを開発している企業によって、本人証明や署名の証明の方法は異なるので、これからご紹介するのは、あくまで例にすぎません。

本人証明

電子文書(フォーム)の署名が、本当に署名者(同一人物)によってなされたかどうかの本人証明(署名者との同一性)をするには、いくつかの方法があります。
例えば、電子メールアドレスや電話認証、パスワードやソーシャルIDなどの電子認証
手段(署名者認証)を用いることが、方法の1つになります。
また、文書のリンクを署名者にメールで送った後に、署名されたプロセスをトラックしつつ監査証跡を記録することも、その方法の1つです。
そして、タッチペンであっても手書きである以上、筆跡鑑定ができるとされているため、これも本人証明のための要素になります。

署名の証明(非改竄証明)

電子文書の高度な暗号化処理や改竄防止のための封印、先程ご紹介した筆跡鑑定やセキュリティ付きの監査証跡に保存するなどして、非改竄証明、つまり署名が完了状態のままであることを証明します。
また、電子文書にサインした後に改竄を検知する機能を実装して、真正性を高めるという方法もあります。
本人証明と署名の証明は、どちらかの要素が欠けていると法的な真正性が十分に認められる可能性が低くなるので、電子サインには不可欠であると言えます。

電子署名との違い

電子署名は、具体的な方法を用いて電子文書に対して電子的に署名することです。
一方で、電子サインは署名による合意や記録を、いくつかの手段を用いて法的な真正性を証明する電子プロセス全般を指す言葉です。
つまり、電子署名は『いくつかの手段』に該当する具体的な電子サインの方法の1つになります。

電子署名は厳密性が高い

電子署名は第三者機関(認証局)や暗号鍵が関わる仕組みであるため、その性質上、本人証明や非改竄証明の厳密性・確実性が高くなります。
そのため、署名者の認証をより厳しく行う必要がある場合には電子署名が活用されますが、手間はある程度増えてしまいます。

電子サインのメリット

電子サインを導入すれば、自ずと紙を使用することが少なくなるので、ペーパーレス化が図れるメリットがあります。
ペーパーレス化により、物理的な保管スペースが必要になりません、アナログからデジタルへの移行ということで、業務の効率化も図れます。
これらのメリットは、最終的にコスト削減に繋がるものです。
このようなメリットがあるために、多くの企業が電子サインを既に導入して運用しています。

電子サインの活用事例

電子サインは、銀行の窓口業務やクレジットカードを利用した時、何かしらの契約を結ぶ時、申し込み手続きを行う時、ホテルにチェックインする時などに活用されています。
このように電子サインは、契約などの重要な場面だけでなく、サインが求められる場面であればどこでも活躍できます。
様々な場面で使用されているのは、上述したようなメリットが大きいことが窺えるのではないでしょうか。

まとめ

電子署名は、電子サインの1種になります。
電子サインは、本人証明や署名の証明などができれば法的な真正性が確保しやすくなるため、法律という意味で、導入のためのハードルは下がります。
そして、実際に様々な企業で活用されているので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
 
>>電子署名について詳しく知りたい方はこちら