2019.12.03
店舗管理システム

飲食店向けのPOSレジとは?詳細まとめ

POSレジ

飲食店向けのPOSレジをご存知でしょうか?
POSレジは、スーパーやコンビニ、アパレル店や雑貨店だけでなく飲食店でも活用されていて、店舗運営を効率的にさせています。
 
ここでは、まずPOSレジがどういうものなのかを簡潔にお伝えしたうえで、飲食店POSレジがどういう機能を持っているのか等をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

近畿システムサービス管理部

近畿システムサービスは、店舗のトータルな提案を行うシステム開発会社です。免税システム、RFIDソリューション、電子署名等、多くの業種システムの開発実績がありますが、特に流通関連のシステムでは多数の実績とノウハウがあります。

POSレジとは

POSレジPOSレジとは、POSシステムが搭載されたレジのことです。
POSシステムには、商品・料理ごとの値段を事前に登録することで、バーコードのスキャン、もしくはタッチパネルを操作するだけでお会計ができる機能が備わっています。
他にも手早く売上が確認できたり、顧客データが蓄積できたり、在庫管理ができたりと、さまざまな機能を備えています。
 
また、ネットワークと繋げられるため、本部からのメールやお知らせも受信することもできる等、POSシステムが搭載されたPOSレジ1つであらゆる管理ができるようになります。
 
さらに、多店舗展開をしている場合は、全ての店舗の売上を一元的に管理することができるので、経営に必須な要素が揃っていると言えるのではないでしょうか。
 
POSレジを一言で表すと、「店舗を効率的に運営するためのレジ」になります。

レジスターとの違い

昔ながらのレジスターは、会計をするための機能しか備えていません。
外観・仕様ともにシンプルになっているので、誰でも安く購入できますが、商品や料理の金額の入力は手打ちのため、操作にはある程度の慣れが求められます。
また、場合によっては商品・料理ごとの値段を覚えなければなりません。
 
レジ操作は使う人に依存するので、ヒューマンエラーが起きやすいというデメリットがあります。
さらに、売上や在庫管理等のPOSレジに備わっている機能がないので、売上や在庫はお店を閉めた後に手動で集計しなければなりません。
 
そのため、POSレジと比較すると、あらゆる意味で非効率的なレジと言わざるを得ません。

タブレットPOSレジについて

レジと聞くと、コンビニやスーパーにあるような、ディスプレイやスキャナー、マルチリーダー等が一体になったレジを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
 
実は、POSシステムがiPad等のタブレットにインストールして使われている「タブレットPOSレジ」というものがあります。
POSレジと違ってそこまでスペースを必要としないため、タブレットPOSレジは飲食店を中心にあらゆる店舗で活用されていています。
 
標準的なPOSシステムの機能を備えているだけでなく、タブレットPOSレジによっては、勤怠管理や売上データ等のExcel出力、別タブレットによるデータの閲覧が可能です。

飲食店向けPOSレジの機能・メリット

ここからは、飲食店向けのPOSレジの機能やメリットについて見ていきましょう。

クレジットカード決済

POSレジをクレジットカードの決済端末と連動させなければなりませんが、通常のコンビニと同じように、飲食店でもクレジットカードによる決済が可能になります。
タブレットPOSレジにおいても同様です。
 
現在はキャッシュレスが普及し始めているので、クレジットカード決済ができることは、飲食店にとってもお客様にとっても、多大なメリットがあります。

顧客管理(CRM)

POSレジは顧客の基本情報や来店履歴、注文履歴やお会計金額等を記録できるうえに、いつでも確認することができます。
そのため、お客さまに合わせた接客が可能になります。
 
また、POSレジによっては、POSレジを介して収集したデータを用いて、ABC分析やトレンド分析、RFM分析等の高レベルな分析が行える機能も備えています。

ポイント管理

お客さまが来店された回数やお会計金額によってポイントを付与して次回の来店を促し、ポイントに応じた特典を提供するサービスは、多くの飲食店で実施されていますよね。
お店独自のポイントカードを発行したり、メジャーなポイントと共通化させたり。
 
このポイント制度は、顧客の情報を把握するため重要なファクターです。
POSレジを活用することで、顧客情報が収集しやすくなるため、そのデータを売上アップに生かすことができます。

多店舗管理

飲食店の多店舗展開をしていても、全店舗のレジを一元的に管理することができます。
例えば、店舗ごとの売上や在庫、勤怠をリアルタイムに確認できるようになります。
 
人気なメニュー・不人気なメニュー等のトータルな傾向がわかるだけでなく、店舗ごとの傾向も見えてきますし、飲食店にありがちな在庫切れを特定の店舗が起こしたとしても、すぐに対処にあたれます。
 
また、この機能により店舗ごとにコンサルティングできるのはもちろんですが、全体的な施策を打ち出すこともできます。

オーダーエントリーシステム

ハンディターミナル等の端末を用いて、料理の注文が取れるオーダーエントリーシステム。
POSレジによってはこのシステムを備えているので、テーブルごとの管理が疎かになりやすいという、飲食店にありがちなミスを極力減らすことができます。
 
また、ホールスタッフの負担も軽減できるので、接客等のサービスレベルを底上げできる見込みもあります。

タブレットPOSレジならリーズナブルに導入可能

お会計のためのスペースを大きく取りたくないという方や、なるべくリーズナブルにPOSレジを導入したいという方は、タブレットPOSレジがオススメです。
省スペースリーズナブルのタブレットPOSであれば、あまり大きなスペースを取れないキッチンカーでも運用可能です。
 
見た目もスマートなので、特にカフェやバー等の飲食店のインテリアの邪魔になることはありません。

タブレットPOSレジは、レシートプリンタやキャッシュドロア、マルチ決済機等の周辺機器を接続することもできるので、店舗にマッチした柔軟なカスタマイズが可能です。

POSレジの導入がオススメの業態別飲食店

飲食店POSレジの機能やメリットについて解説してきました。
ここからは、実際にPOSレジの導入をオススメする業態別の飲食店を紹介していきましょう。

チェーン展開している居酒屋やレストラン

チェーン展開している居酒屋やレストランだと、メニューの品数はとても豊富で、来客数や従業員の数も多いですよね。
また、時期によってメニューを変更するケースも多いでしょう。
 
店舗ごとの売上管理や勤怠管理、在庫管理やテーブルごとのお会計をスムーズに行うには、オーダーエントリーシステムやクレジットカード決済機能を持つPOSレジ(タブレットPOSレジ)を活用することが最適です。
 
各店舗の売上や在庫もすぐに確認できるので、従業員と管理者(経営者)、双方にメリットがあります。

テイクアウトを行なっている飲食店

テイクアウトとイートインの両方を行なっている飲食店の場合、商品と料金を引き換えなければならないため、レジの場所は固定されているケースが多く、お会計が混んでしまう可能性があります。
 
POSレジは商品管理もできるので、イートインとテイクアウト、それぞれのメニューを画面上で分けられますし、お会計も手早く行えます。

インテリア重視であったり広さが限定されている飲食店

インテリアを重要視するカフェやバー、広さが限定されているキッチンカー、イベント等で出店する飲食店は、持ち運びが自由でスペースがそこまで求められないタブレットPOSレジがオススメです。
 
先ほどもお伝えしたように、通常のPOSレジよりもリーズナブルに導入できるだけでなく、ユーザービリティが高いため、誰でも操作がしやすいという特徴があります。

まとめ

業態を問わず、ありとあらゆる飲食店でPOSレジが活用されています。
導入には相応のコストが発生しますが、タブレットPOSレジであれば、比較的リーズナブルに導入できますし、飲食店を運営に欠かせない機能を十二分に備えています。
 
飲食店を経営している方は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
 
>>飲食店向けの店舗管理システムについてはこちら

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